イヌの痴呆の診断基準(第3案) 100点法

項目 状態 点数 項目 状態 点数
食欲・下痢 正常 感覚器異常 正常
異常に食べるが下痢もする 視力低下、耳も遠くなっている
異常に食べて下痢をしたりしなかったり 視力・聴力が明らかに低下し、何にでも鼻を持って行く
異常に食べるがほとんど下痢をしない 聴力がほとんど消失し、臭いを異常にかつ頻繁に嗅ぐ
異常に何をどれだけ食べても下痢をしない 嗅覚のみが異常に過敏になっている
生活リズム 正常(昼起きて、夜眠る) 姿勢 正常
昼の活動が少なくなり、夜も昼も眠る 尾と頭部が下がっているがほぼ正常な起立姿勢をとれる
昼も夜も眠っていることが多くなった 尾と頭部が下がり起立姿勢をとれるがアンバランスでふらつく
昼も食事以外は死んだように眠り、夜中から明け方に
突然起きて動き回る。飼い主の制止がある程度可能
持続的にボーっと起立していることがある
上記の状態を人が制止することが不可能な状態 異常な姿勢で寝ていることがある
後退行動
(方向転換)
正常 鳴き声 正常
狭いところに入りたがり、進めなくなると何とか後退する 鳴き声が単調になる
狭いところに入ると全く後退できない 鳴き声が単調で大きな声を出す
上記の状態だが、部屋の直角コーナーでは転換できる 10 真夜中から明け方の定まった時間に突然鳴き出すが、
ある程度制止可能
上記の状態で、部屋の直角コーナーでも転換できない 15 上記同様で、あたかも何かがいるように鳴き出し
全く制止できない
17
歩行状態 正常 感情表出 正常
一定方向にふらふら歩き、不正運動になる 他人及び動物に対して何となく反応が鈍い
一定方向にふらふら歩き、旋回運動(大円運動)になる 他人及び動物に対して反応しない
旋回運動(小円運動)をする 上記の状態で飼い主にのみかろうじて反応を示す 10
自分中心の旋回運動になる 上記の状態で飼い主にも全く反応が無い 15
排泄状態 正常 習得行動 正常
排泄場所を時々間違える 学習した行動あるいは習慣的行動が一過性に消失する
所構わず排泄する 学習した行動あるいは習慣的行動が部分的に持続消失している
失禁する 学習した行動あるいは習慣的行動がほとんど消失している 10
寝ていても排泄してしまう(垂れ流し状態) 学習した行動あるいは習慣的行動が全て消失している 12

※ 合計31点以上で痴呆と判定し、コントロールを始めた方が良い


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この内容は、ANIMAL NURSE April2002〜August2002から抜粋したものです。



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