イヌの血液型


国際統一されている血液型表記はDEA(Dog Erythrocyte Antigen=犬赤血球抗原)システムによって分類された12種類です。(一説には13種類以上あるともいわれています)


「判定法及び認められている血液型」

<ポリクロ試薬>(旧式)

ポリクローナル抗体を用いる方法で、判定精度は70%足らずです。(一つの抗体で沢山の抗原を認識してしまうので、目的の血液型以外の抗原にも反応してしまうことがある)

1) 1・1型
2) 1・2型
3) 1(-)型


<モノクロ試薬>(最新)

モノクローナル抗体を用いる方法で、判定精度はほぼ100%。(一つの抗体で一つの抗原にしか反応しないため)

「日本式表記」

1) 1・1D1型 、 1・1D2型 、 1・1D1D2型
2) 1・2D1型 、 1・2D2型 、 1・2D1D2型
3) 1(-)D1型 、 1(-)D2型 、 1(-)D1D2型


「シゲタ式表記」

1) 1・1A型 、 1・1B型 、 1・1AB型
2) 1・2A型 、 1・2B型 、 1・2AB型
3) 1(-)A型 、 1(-)B型 、 1(-)AB型


「DEA式表記」 ※国際標準8種類

1) 1・1型(旧分類A1型/発生頻度42%/自然抗体なし/輸血意義:急性溶血反応あり)
2) 1・2型(旧分類A2型/発生頻度20%/自然抗体なし/輸血意義:急性溶血反応あり)
3) 3型(旧分類B型/発生頻度6%/自然抗体あり/輸血意義:遅延性、溶血反応なし)
4) 4型(旧分類C型/発生頻度98%/自然抗体なし/輸血意義:なし)
5) 5型(旧分類D型/発生頻度23%/自然抗体あり/輸血意義:遅延性、溶血反応なし)
6) 6型(旧分類F型/発生頻度98〜99%/自然抗体なし/輸血意義:不明)
7) 7型(旧分類Tr型/発生頻度45%/自然抗体あり/輸血意義:遅延性、溶血反応なし)
8) 8型(旧分類He型/発生頻度40%/自然抗体なし/輸血意義:不明)

※ 6型と8型は血液型判定血清がないらしい。
※ 発生頻度はイヌ全体の中でのDEA型抗原の発生頻度を示しています。
※ ヒトの血液型のABO式では、A型のみというように一人に一種類の血液型ですが、イヌの場合は一頭のイヌで複数もっているようです。(発生頻度の合計が100%を遥かに超えている)
※ 複数の血液型がどの様な組み合わせになっているかは分かっていません。
※ 自然抗体とは、A型のヒトでの血漿中の抗B抗体のようなものですが、ヒトと違って自然抗体が無い血液型があります。


「輸血」

<ポリクロ試薬>(旧式)

☆ 1・1型に1・2型の血液型を輸血すると副作用で死亡するばあいがあります。


<モノクロ試薬>(最新)

☆ 1・1A型と1・1B型は不可能です。
☆ 1・2A型と1・2B型は不可能です。
☆ 1(-)A型は1・1B型、1・2B型、1(-)B型が適合しない。
☆ 1(-)A型は1・1AB型、1・2AB型、1(-)AB型には、やむを得ない緊急時を除いて輸血してはいけない。


※ 輸血の際には血液型判定をしたうえでクロスマッチで確認するのが常識です。


「クロスマッチ(交差適合性試験)」

血液を提供する側と提供される側の血液を混ぜ、それが凝集するかどうかで拒絶反応を見て血液の適合性を判断する方法。(遠心分離器にかけなければダメです)


輸血可能な血液型組み合わせを見る



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