「ウィルス性疾患」
<狂犬病>
「病原体」 狂犬病ウィルス
「感染源」 哺乳動物全般及び鳥類
「感染経路」 噛まれたり、唾液に触れる。又、空気を吸って感染した例(経気道感染)や、角膜手術で感染した例もあります
「潜伏期」 通常2〜8週間
「症状」
<人間> 脳髄炎
<イヌ>
(前期) 沈鬱、挙動不審、異嗜
(中期) 流涎、嚥下不能、攻撃的態度、水を恐れる
(後期) 全身麻痺、衰弱
「予防」 ワクチン接種
※ 1957年以降日本での発生はないが、発病した場合必ず死亡します
<Bウィルス病>
「病原体」 ヘルペスBウィルス
「感染源」 サル(特にマカク属のサル)
「感染経路」 接触感染(飛沫感染もまれにある)
「症状」
<人間> 急性上行性脊髄炎、急性脳炎、脳脊髄炎など
<サル> 口腔粘膜や皮膚に軽微な水疱性病巣をつくる程度
「予防」 有効な方法は無い
※ 日本での発生は無い
※ 多くの場合は死に至る(約75%)
<日本脳炎>
「病原体」 日本脳炎ウィルス
「感染動物」 ウマ、ブタ
「感染経路」 コガタアカイエカ及びアカイエカの体内で増殖し、吸血時に感染
「症状」
<人間> 高熱、髄膜炎が主症状。頭痛、嘔吐、意識障害を伴うことが多い
<ウマ> 40℃以上の発熱、元気喪失、食欲減退、麻痺、痙攣、狂騒、嗜眠などが次いで起こる
「予防」 活化ワクチン接種
<腎症候性出血熱>(流行性出血熱)(韓国型出血熱)
「病原体」 ハンタウィルス
「感染源」 げっ歯類
「感染経路」 接触・飛沫(エアゾール)感染
「症状」
<人間> 突然の高熱、粘膜・皮膚出血、蛋白尿、乏尿もしくは多尿などの急性腎不全など
<ネズミ> 無症状
※ げっ歯類の集団飼育で問題になることが多い
<ニューカッスル病>
「病原体」 ニューカッスル病ウィルス
「感染動物」 鳥類
「感染経路」 鳥類の尿、鼻汁、喀痰、糞尿中のウィルスが接触及び飛沫などで感染
「症状」
<人間> 結膜炎(片目だけが多い)及び頭痛(数日で回復する)
<ニワトリ> 開口呼吸、食欲廃絶、緑色下痢便など
「予防」 不活化ワクチン及び生ワクチン接種
<マーブルグ病>
「病原体」 マーブルグウィルス
「感染動物」 サル
「感染経路」 はっきりとは分かっていないが、接触、飛沫など種々の経路が考えられる
「症状」
<人間> 突然の発熱、不安感、頭痛、筋肉痛、胃腸障害、嘔吐、嘔気が初期症状で、胸や背中、腹部に発疹が現れ、水様下痢、脱水と続き肝障害が起きる。
更に進行すると出血傾向が見られる。
<アフリカミドリザル> 出血熱で100%死亡
「予防」 特に無し
※ 人間の死亡率は約25%
<ラッサ熱>
「病原体」 ラッサウィルス
「感染動物」 げっ歯類
「感染経路」 不明
「症状」
<人間> 突然の発熱・悪寒・不安・頭痛・筋痛など
<ニワトリ> 不顕性感染
「予防」 特に無し
<黄熱>
「病原体」 黄熱ウィルス
「感染動物」 サル
「感染経路」 ?
「症状」
<人間> 高熱を伴う全身性の出血性黄疸が主症状で、強度の頭痛、悪心、嘔吐、リンパ節の種大、蛋白尿など。不顕性の場合もある。
<サル> 人間とほぼ同じ
「予防」 ワクチン接種
<エボラ出血熱>
「病原体」 エボラウィルス
「感染動物」 サル
「感染経路」 接触が主と考えられている
「症状」
<人間> 突然の高熱、関節痛、筋肉痛、頭痛が出現し、喉の痛み、下痢、腹痛が起きる。更に約半数の割合で出血傾向が出る。
<カニクイザル及びアフリカミドリザル> 元気消失、沈鬱、出血、肝機能障害が現れ、6〜10日で100%死亡する。
「予防」 特になし
※ 人間の死亡率は55〜85%
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