活動の方法

「施設訪問型」

動物を連れて施設を訪問する方法です。

<メリット>
☆ 一度に多くの対象者と触れ合ってもらうことができる。
☆ 対象者の病態などがある程度同じなので、活動の標的を定めやすい。
☆ 飼育する労力が不必要である。

<デメリット>
★ 施設、スタッフ、対象者及びその家族の理解が必要である。
★ 感染症やアレルギーなどが広まる可能性がある。
★ 短時間の効果しか期待できない。
★ 受けたくない対象者もいる場合がある。



「施設飼育型」

施設で動物を飼育する方法です。

<メリット>
☆ 毎日接することができる。
☆ 自分で管理できない人でも、他の人世話をしている動物に触れることができる。
☆ 役割分担ができる。
☆ 施設内で共通の話題ができる。

<デメリット>
★ 施設、スタッフ、対象者及びその家族の理解が必要である。
★ 感染症やアレルギーなどが広まる可能性がある。
★ 動物嫌いの人も関わらざるをえない。
★ 飼育・管理する労力が必要。
★ 動物の健康管理が難しい。
★ 動物の数が少ないと、取り合いや嫉妬心などが芽生える可能性がある。



「在宅訪問型」

動物を連れて自宅を訪問する方法。

<メリット>
☆ 自分では飼うことができない動物と触れ合うことができる。
☆ 一対一で関わりあうことができる。
☆ 介助者との共通の話題が増える。

<デメリット>
★ 一度に少数の動物としか触れ合うことができない。



「在宅飼育型」

通常のペットと呼ばれている状態だが、やり方や考え方でAATやAAAと同様の効果が得られる方法。

<メリット>
☆ 動物との結びつきが強い。
☆ 自分に合った動物を選ぶことができる。

<デメリット>
★ 飼育・管理に関わる負担や行動の制限がある。
★ 自分の病態が悪化した時の対処の問題がある。
★ 生・死・性などの問題にまともに取り組まなければならない。
★ 絆が強くなりすぎた場合(依存など)にペットロス症候群なども問題が起きる可能性がある。



「屋外活動型」

施設や自宅では飼育できない動物と触れ合うために、対象者やスタッフなどが出向く方法。
乗馬療法やイルカ療法などがこれに該当するが、場合によっては移動乗馬教室などは訪問型も不可能ではない。

<メリット>
☆ 屋外ならではの環境的な影響が得られる。
☆ 身体を動かす活動ができる。(多い)
☆ 運動療法や身体的リハビリテーションなどに役立つ。

<デメリット>
★ 飼育・管理が大変で、「これだけのため」では経営が成り立たず、営利主義になりやすい。
★ 動物のストレスが大きくなる可能性が高い。


※ ここでの内容は「アニマルセラピーとは何か」(NHKブックス)を参考資料としています。




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