鳥猟犬

鳥猟犬は仕事内容で大きく三つに分けられます。
ここでは、仕事内容と代表的な犬種だけを挙げおきます。


「ポインティングドッグ」
地面で休んでいる鳥を発見し、睨み付けることで鳥を動けなくし、後は主人の合図を待って鳥を飛び立たせるタイプ。
昔の鉄砲は一発ずつしか撃つことが出来なかったのでこのような仕事をさせていたが、近年では鉄砲の改良によりこのような使われかたは減少している。
代表的な犬種はイングリッシュポインターやイングリッシュセタ
ーなどである。
これらの犬種は、あまり吠えない性質を兼ね備えている。


「レトリーブドッグ」
撃ち落とした鳥を探して持ってくるタイプで、この仕事に使われている犬種は物を咥えて運ぶことを得意とし、水鳥などは泳いで持ってこなければならないので泳ぎも上手い犬種が多い。
主にゴールデンレトリーバーやラブラドールレトリーバーなどのレトリーバー種及びポチュギースウォータードッグなどが多く使われている。
ちなみにレトリーバーとは「回
収する」(レトリーブ)に由来している。
レトリーバー種は特に温和な犬種として有名であるが、現在の日本では利益目的の繁殖や股関節形成不全などの問題があるので購入には注意が必要である。


「フラッシングドッグ」
猟師の待ち構えている方向に鳥が飛ぶように追いたてたり、網を張ってある方向に飛び立たせたりするタイプで、主に、イングリッシュスプリンガースパニエルやウェルシュスプリンガースパニエルなどが使われている。


「コッカー種」
様々な仕事をこなしていたが、主に鴫(コック)猟に使用されていたのが、イングリッシュコッカースパニエルやアメリカンコッカースパニエルです。
アメリカンコッカースパニエルは日本で結構人気のある犬種だが、見た目とは違い意外と攻撃性が高く切れやすい性質を持っている。(特に単色でバフ(薄茶色)という毛色に多く見られる)


「トーリングドッグ」
茂みなどに身体を隠し、尾先だけを出して好奇心旺盛なアヒルやカモなどをおびき寄せ、捕らえる手伝いをしていた。
主に、ノヴァスコシアダックトーリングレトリーバーやコーイケルホンディエなどが使われている。


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