救助犬

救助犬は活動内容や場所によって、「水(海)難救助犬」「山岳救助犬」「災害救助犬」に分けられます。

<水(海)難救助犬>
海や湖などで溺れている人を救助するように訓練されたイヌで、元々は漁船を引き上げる作業をしていたニューファンドランドを訓練したのが始まりといわれている。
通常はイヌとレスキュー隊員とでペアーを組み、隊員が溺れている人を抱えイヌの背中のハーネスにつかまり、イヌは二人を岸まで泳いで連れて行く。
現在、日本では「日本レスキュー協会」だけが育成しているが、実働例はまだない。


<山岳救助犬>
主に雪山で遭難した人を、鋭い嗅覚を利用して発見・救助するために訓練されたイヌです。
アルプスで遭難した人を救助するためにセントバーナードを訓練したのが始まりといわれている。
セントバーナードの置物に見られる胸元の樽は、山岳救助犬がアルコールを入れた樽を胸元にぶら下げていたことからきている。
日本での山岳救助犬第1号は「バルド・フォン・ハウスゴイチ」という名のジャーマン・シェパード・ドッグだった。


<災害救助犬>
各種の災害で被害にあった人を、鋭い嗅覚を利用して発見・救助するために訓練されたイヌです。
1974年にドイツで誕生したのが始まりで、日本では1991年に「災害救助犬協会富山」が発足したのが始まりです。
この仕事はイヌにとって非常に困難な状況なため、イヌが集中していられるのは20分くらいで何頭かを交代制で使用する。(一般的には3頭で1チームを組み、2頭ずつ交代で使用する)
日本では阪神・淡路大震災以来、災害救助犬の必要性が認められはじめ、現在では「日本災害救助犬協会」や「日本レスキュー協会」などいくつもの団体が発足している。
日本での使用犬種は、ジャーマン・シェパード・ドッグとラブラドール・レトリーバーが中心だが、嗅覚能力と訓練性能があれば特に犬種に決まりは無いです。


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