警察犬(PD)

犯罪捜査やパトロールなどに使うイヌで、優れた嗅覚を利用して犯人の追跡を行なったり、指導手の指示により犯人を襲撃したりする。
1896年にドイツで誕生したのが始まりで、日本では1907年に神奈川県警本部が使用したのが始まりである。(1909年に警視庁が初めて使用したともいわれている)
日本では「直轄警察犬」と「嘱託警察犬」の二種類があり、元々は嘱託警察犬からスタートし1956年から直轄警察犬が使われだした。

「直轄警察犬」とは、警察が直接飼育管理しているもので、「嘱託警察犬」は民間人所有の訓練犬で、必要な時に借りて使用するものである。
現在、警視庁は直轄警察犬だけを使用し、20の府県では嘱託警察犬だけを使用し、残りの北海道及び20の府県では両方を使用している。
日本警察犬協会(PD)では指定犬種を定めており、ジャーマンシェパードドッグ、ドーベルマン、エアデールテリア、コリー、ボクサー、ゴールデンレトリーバー、ラブラドールレトリーバーの7犬種であるが、実際にはこれ以外の犬種でも若干ではあるが使用されている。
これらの犬種は、嗅覚能力が高いものが多く
学習性も高いが、攻撃性も高い(レトリーバー種は例外である)。
通常の訓練期間は18ヶ月くらいで10歳くらいまで使用するが、7歳位で寿命を迎えるものが多いといわれている。

「名犬アルフ」
ジャーマンシェパードドッグで、1971年の赤軍派の事件で初めて(58年の歴史の中で)警視総監賞を受賞したイヌである。
この他にあさま山荘事件で武器の発見などがあり、警視総監賞3回の他全部で5冠を受賞している。
生涯成績は、出動271回、検挙85件、検挙率約31%である。


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