ソリ犬

元々は極寒地方での移動手段として使われていたが、車やスノーモービルなどの発達により移動手段としてよりも、スポーツ化されたものが主流となってきている。
橇イヌは、寒さに耐える密集したダブルコートの被毛を持ち、長時間橇を引くだけの体力、持久力、スピードを兼ね備えていなければならなく、代表的な犬種には、シベリアンハスキーやアラスカンマラミュート、サモエドなどがいる。
これらの犬種の特徴は、防寒能力の高い被毛を持つので、逆にいえば高温多湿には非常に弱い。また、運動性が高く、階級意識が高い犬種が多い。

「世界最大のイヌゾリレース」
アラスカで毎年行われる「アイディタロッド・レース」で1900kmの距離を約2週間かけて行われる。このレースは、1925年にアラスカのノームでジフテリアが流行り、血清を送るために幾つもの町でイヌゾリが結成され、リレー方式で輸送されたことをきっかけに行われるようになった。又、この時のイヌ達を代表して、最終チームのリーダードッグをつとめた「バルト」の銅像がニューヨークのセントラルパークに建てられている


「イヌゾリの一般的な構成」
<マッシャー>
ソリを操る人のことをいう
<リーダードッグ>
先頭のイヌでマッシャーからの指示を受け、他のイヌを誘導する。
当然、知力、体力、統率力の高いイヌが選ばれマッシャーとのコミュニケーションもしっかり取れていることが条件となる。
<ポイントドッグ>
リーダードッグの後ろに数頭配置され、主にスピード調整を担当する。
当然、足の速いイヌが選ばれる。
<ウィールドッグ>
後方(ソリの前)に数頭配置され、主にソリを引くのがこのイヌである。
当然、力の強い大型の雄イヌが選ばれる。


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