聴導犬

耳の不自由な人の為にチャイムや電話のベル、目覚し時計などの様々な音を知らせるように訓練されたイヌである。
通常は主人に合図をして音の出ている所まで誘導するが、警報機の音だけは合図をした後に伏せをして知らせる。

1976年にアメリカで、自分の娘のために両親が愛犬を訓練士に依頼したのが始まりだといわれており、日本では1981年から訓練が開始され、1984年に第一号が誕生した。(シェットランドシープドッグの「ロッキー」)
1996年には、「ジャパン聴導犬協会」が伊那保健所の推進を受けて発足し、本来ならば殺処分されてしまうイヌの中から適正のあるイヌを選別し、育成・訓練している。(2000年現在の訓練犬は、保健所から約30%、保護団体から約30%、ブリーダーからの不要犬約30%)
この他にも「ヒアリングドッグを育てる会」などもあるが、現在日本での実働数は10頭前後といわれており、認知度の低さを物語っている。(アメリカでは約3千頭、イギリスでは約500頭)

聴導犬を育成するためのボランティアとしては、仔イヌを4〜7ヶ月間育てる「ソーシャライザー」や、デモンストレーションやパネル展の「イベントボランティア」などがある。使用犬種は様々で現在は雑種が中心だが、室内での使用が中心なので大型犬はあまり向いてはいない。


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